村上龍さん『盾 シールド』を読んだ

土曜夜10時のNHKの番組で,村上龍さんと美輪明宏さんがゲストで,龍さんの新作絵本『盾 シールド』を紹介していました.2人のトーク自体は,NHKの番組としては過激で,抗議の電話でも来てるんじゃないかなと思わせるような面白いものでした.

番組を見た次の日=日曜日,本を読んでみました.実は結構前に買ったのを,なんとなく読まずに放っておいたものです.人の中心はとても弱くて,シールドで守ってあげないといけない,そして,何をシールドとするか,についてのお話でした.

話の内容は結構よく分かりました.登場人物は2人出てきて,会社に勤めてリストラされてという方の人のストーリーは,何とも表面的と言う気はしましたが,絵本だからこんなもんなのでしょう.

ただ,私が思うのとは違っているところがありました.それは,人の中心は弱いものだという前提です.私は,人の中心はほんとは強いもので,それを無視して生きていると変な方向に行ってしまうような気がします.気がしますって言うよりも,いろいろ自分で感じたり,本を読んだりした中からそんな風に思うようになった次第です.宇宙のものすごく遠いところに行きたいと憧れるのと同じように,自分のものすごく内側にも,憧れの対象となりえるような何かがあって,でも,なかなかそこに行こうとも思わないし,行こうと思っても簡単にはたどりつけないのかもしれません.
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by ntomomitsu | 2006-04-10 22:32
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